育英北幼稚園の年長つき組の子どもたちが、島根県民会館の「バックステージツアー」に特別に招待していただきました。

昨年島根県民会館で行われた「第65回 全国地域婦人団体研究全国大会」のオープニングセレモニーに出演させていただいたご縁で、公益財団法人しまね文化振興財団のスタッフの皆さんが「子どもたちに舞台に触れてもらい、文化が地域の力になり、地域が元気になるように」と企画してくださいました。

 

県民会館の大ホールにまずはお客さんのように正面入口から入りました。オーケストラピットの座席に座って、スタッフの皆さんの紹介やステージの緞帳についてお話を聞きました。それからスタッフの方から「これから皆さんにステージに上がってもらおうと思うのだけど、今日は階段を取り外しているからどうやって上ってもらおうかな…それではそのまま今の席に動かず座っていてね」とお話があり、どうなるのかな…と思って座っていると、オーケストラピットが持ち上がってステージと同じ高さになりました。子どもたちはびっくり大興奮。「これから普段見ることのできないステージの上や裏側を案内しますよ。」

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ステージの上に立つと子どもたちは床に切れ目があることに興味津々。「それではこの切れ目がどんなふうに使われているか見せてあげるね」と切れ目が四角く入っているステージ中央部分に立つように教えていただきました。すると今度はみんなが立っている部分が下に降りていきました。ワクワクしながら周りを見回す子どもたち。

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床が停まると「ここはステージの下にある『奈落』という場所です。」と教えていただきました。奈落には日本舞踊で使う太鼓や道具、バレエの舞台で使うシートなどいろいろなものが置いてありました。そしてステージの中央部分が奈落の中央部分と一緒に回転するところも見せていただきました。

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「では今度はみんながステージに上がっていくよ」と、もう一度中央フロアに乗ってステージの上に戻ってきました。

 

ステージ脇では音響担当のお兄さんからマイクを使わせてもらってみんなの声が面白い音に変わる機械を見せていただいたり、実際につまみを動かし操作したりと楽しい経験をしました。また、照明担当のお兄さんお姉さんからはライトにいろいろな色のフィルムを当てて、ステージのバックにカラフルなハートや星を出す方法を教えていただきました。

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そして、最後にステージの上で「怪獣のバラード」を歌わせていただきました。「みんなが今年初めてこのステージで歌った人ですよ」

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スタッフの皆さんと輪になって今日の感想をお話ししました。子どもたちは初めての経験をたくさんして、スタッフのみなさんに大変親切にしていただきとても嬉しかったようです。

帰るときには「もっとここで遊びたい!」という子どもたちもいました。スタッフの皆さんとハイタッチをして、ワンワンバスで幼稚園に帰りました。

「いつかまたこの舞台に立ちたいな、ここに来たいな、と思って大きくなってくれると嬉しいです。」島根県民会館の館長さんはじめスタッフの皆さんからいただいたお言葉。

学校に入学してから、あるいは大人になったとき、またこの舞台に立ったり、お客さんで入ったりした時、つき組さんでのこの特別な経験を思い出せるといいですね。

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